運動時、もしくは運動後の体に痛みが生じていませんか。捻挫や骨折、肉離れなど痛みの原因がはっきりしている障害もあれば、野球肘やシンスプリント、オスグッドといった、繰り返し痛めてしまう障害もあるかと思います。当院では、そのようなスポーツ時における障害を、できる限り短期間かつ適切に治療し、選手の現場復帰をサポートしたいと考えております。
スポーツをしている人全般にいえることだと思いますが、その能力やパフォーマンスがよりハイレベルになればなるほど、体に多くの負担をかけることにもなります。小学生のお子さんでも中高年の方でも、普段の生活とは違う運動をしているわけですから、捻挫や打撲といった比較的小さな故障や、骨折や靭帯損傷など大きな故障も起こりえます。球技や武道、個人種目や団体種目などスポーツの特性や種類によって、故障の程度や頻度は異なりますが、スポーツをしている以上は常に故障と背中合わせであることは間違いないでしょう。
スポーツにおける様々な故障を防ぐため、運動時のウォーミングアップとクールダウンを行う必要があります。当然のことながら、いきなり激しい運動を行えば、体(筋肉)がその動きに対応しきれません。その結果捻挫などの怪我を負ったり、場合によっては肉離れや靭帯を痛めてしまう事にもなりかねません。また運動後のクールダウンも手を抜かず行うことが大切です。練習や試合によって体を酷使したままにしておけば、疲労が蓄積し大きな故障の原因にもなります。十分なストレッチや、血流をあげ代謝を良くするなどが必要です。時にはマッサージを受け疲労回復に努めるなど、アフターケアをすることも選手としての責任であると思います。
万全を期していても、故障をしてしまうことは多々あるかと思います。自分ではどうにもならない場合に故障することもありますから・・・。もし、故障をしてしまったらできるだけ早期に治療を始められることをお勧めします。怪我の種類によっては受傷初期において冷やさなければならないものと、冷やしてはいけないもの、固定しなければならないものとそうでないものがあり、「これくらいの痛みなら」と放置しておくことが一番危険です。運動時や運動後に痛みを感じた場合は、可能な限り早めに受診しましょう。
以下では、各競技種目における受傷しやすい障害を内容や治療方法を上げながら紹介いたします。
まずは、当院にて診察を受けていただき、骨に異常がないかを
判断いたします。骨の異常を疑う場合は医療機関において、
レントゲン・MRI・CTなどの 画像診断を受けて頂きます。
骨に異常がない場合
そのままの状態で、筋肉の炎症、骨の衝突による挫傷などを
触診し治療方針を決めていきます。
野球肩や野球肘の多くは、筋肉の収縮(硬結)が痛みの原因です。
よって筋肉の弛緩をはかり、関節可動域を増やすと同時に、
炎症などを取り除くために手技療法や電気療法などを行います。
骨に異常がある場合
医療機関にて診察を受けた結果、骨に何らかの異常があった場合は、受診して頂いた医療機関にて
処置を受けて頂き、その後当院にて牽引などを取り除くための処置をさせて頂きます。
特に、成長期におけるスポーツ障害として認知されています。
まず、膝蓋骨(膝のお皿)は大腿四頭筋の中に含まれており、
その大腿四頭筋は膝をまたいで、脛骨の上部(ほぼ疼痛部分)
に付着しています。大腿四頭筋の収縮作用が強すぎ繰り返され
ることで、付着部分が牽引されて骨が剥離されていくために痛
みが生じます。これがオスグッドです。
大腿四頭筋の外側広筋や膝蓋靭帯、膝窩筋、大腿二頭筋の収縮
作用が牽引の原因となっていることが多いので、それらの筋肉
を緩める必要があるかと思われます。
オスグッドはよく「成長痛」と称されることがありますが、前
述のように、周囲の筋肉の牽引作用が強すぎることが原因とし
て考えられますので、適切な処置によって痛みを取り除けば、
満足のいくスポーツパフォーマンスができると考えております。
足裏の内反(親指側ではなく小指側に重心がかかる状態)により脛骨の外側にある前脛骨筋や内側
に位置する後脛骨筋のオーバーユースにより疼痛を引き起こしています。それらの筋肉を緩めるこ
とにより疼痛を軽減させます。それと同時に、普段の歩き方や走り方を見直し、再発防止を行って
いきます。
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